【心理学を生活に取り入れるならこれ!】アドラー心理学入門
どうも、SOLです。
今回は岸見一郎さんの「アドラー心理学入門」を読んだので、紹介します。
この本は、以下の人におススメです。
- 気楽に心理学を学びたい
- 心理学を日常生活に取り入れたい
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「アドラー心理学入門」の目次
ページ数は192頁なので、2時間程度で読むことが出来ます。
褒める行為は厳禁
アドラー心理学から言うと、相手を褒めるのはやめましょう!
なぜなら、褒めると言う行為は能力のある者が能力のない者に対して行われるからである。
例えば、あなたが相手に気の利いたことをしたとします。それに対して、あなたは相手に「あなたもやればできるじゃん!」と言われたらどうですか?
大抵の人は嫌な気分になると思います。
もしくは、褒められたことが気持ちよくなって、依存してしまうかもしれません。
どちらにしても、褒めは健全な人間関係を築くには不向きだと言えますね。
自分と相手の課題を意識しよう
アドラー心理学の考え方に「課題の分離」があります。
課題の分離は、自分と相手の課題を分けて考えるというものです。
課題とは、最終的な結末の責任を負うのは誰かということです。
子供の勉強を例に挙げて考えてみましょう。
勉強をするかどうかは子供の課題であり、親の課題ではありません。親は勉強しないことでどのようなことになるのか助言する程度なら良いと思いますが、「勉強しなさい!」という形で子供の課題に踏み込んではいけません。
結局、子供が勉強せずに将来苦労することになるとしても、それは子供の責任だからです。
あなたも子供の時、親に「勉強しなさい!」と言われたら不快に思わなかったですか?
それと同じで、他の子どもも自分の課題に踏み込まれたら不快に思います。
また、勉強以外でも自分でコントロールできないものについて、それは相手の課題と割り切ってしまえば、もっと楽に人生を過ごせるのではないかと思います。
あるがままの自分を受け入れたら幸せになれる
突然ですが、あなたは幸せになりたいですか?
不幸になりたいと言う人は、よほどの変人以外はいないと思うので、きっと幸せになりたいんだと思います(笑)
実は、ほぼ確実に幸せになれる方法があるんです!何だと思いますか?
それは、「あるがままの自分を受け入れる」です。
「何だ、そんなことか」と思われる人もいるかと思いますが、これは理にかなっていると思います。
逆に不幸を感じている人は、あるがままの自分が好きじゃないんだと思います。
なぜなら、あるがままの自分と理想の自分で差が生じているからだと思います。
これを逆手にとって、あるがままの自分を受け入れたらどうなるでしょうか?
自分の真の姿を好きになれば、誰かと比較する等の行為をして劣等感を抱いたりしなくなるので、幸せに過ごせそうじゃないですか?
つまり、幸せになりたければ、あるがままの自分を受け入れなければいけません。
あなたもあるがままの自分を受け入れて、幸せな人生を歩みましょう!
相手との関係は対等に!
あなたが相手と健全な関係を構築したいなら、縦の関係ではなく横の関係で相手に接しましょう。
縦関係とはいわゆる上下関係です。
これは優劣の関係を指しているので、能力が優れているものは劣っているものを上から見下ろすといった関係になり、とても健全な人間関係とは言えません。
横の関係とは平等な関係です。
もちろん、人それぞれ知識や経験は多少違うため、完全に同じだとは言えませんが、人間としての価値は平等であるということに変わりありません。
縦関係は人を蹴落として上へ行こうとします。
横関係は互いに協力し合って困難を乗り越えようとします。
ここから考えても、横の関係の方が健全ですし物事も上手くいきそうじゃないですか?
結果的に、よりよい成果に結びついたり人生が楽しくなったりと良い方向へ進んでいくと思います。
そのため、人と関係を結ぶのであれば縦でなく横の関係を築いてください。
人は分かり合えない
まず、大前提として人と人は分かり合えないということを押さえておきましょう!
一人一人違う人間なので、完全に分かり合うのは不可能です。
親子であっても兄弟であっても、完全に理解することは不可能です。
なぜなら、血は繋がっていても一個の人間としては別人だからです!
また、人は分かり合えないとわかっていれば、対人関係でストレスを感じることも少なくなると思います。
相手は自分とは違う人間だと割り切れば、考え方や感じ方が違うのは当たり前だと感じるようになると思います。
そのため、対人関係でストレスを感じたくないのであれば、人は分かり合えないことを前提に、人と付き合いましょう。
まとめ
今回は、アドラー心理学入門についてレビューしました。
私が特に印象に残っているのは「課題の分離」ですね。
現在進行形で実施中ですが、課題を分けられるようになってからストレスを感じることは、かなり減りましたね^^
相手のことは自分で変えられないので、相手の課題に踏み込まないと余計なことを考えずに済むので、非常にお勧めですね。
今回挙げたもの以外でも、子供の教育や人生をよりよく過ごせる方法などについても書かれていますので、気になる方は本書を手に取ってみてください。
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